発達障害と障害年金:手続きの悩みを解消する方法

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岡田真樹 みんなのねんきん社労士法人代表

大学卒業後メーカー勤務中に左手を機械に巻き込まれ、親指以外を失う大ケガを負う。その後は障害者雇用の枠で聴覚・発達・精神・身体障害を持つ方々と働いた経験を持つ。障害年金の手続きを自ら行なったことを契機に社会保険労務士の道へ。2021年より現職。年間約1000件の相談に応じている。

【みんなのねんきん】岡田社労士

岡田真樹

みんなのねんきん社労士法人代表

ここだけの話、今回はこんな話です

厚生労働省の調査では、発達障害と診断された人は、全国で約48.1万人と推計されています。

みんなのねんきんでも発達障害の方からのご相談が増えてきており、障害年金手続き代行の依頼もそれに併せて増加傾向です。

発達障害はどのような特性があり、何が障害年金手続きを難しくさせているのか?

今回のコラムは、発達障害の方が障害年金を受給できる可能性について解説するとともに、手続きの概要や注意点などを詳しく説明していきます。

ここだけの話、発達障害は障害年金の対象になります

発達障害ってどんな障害?

発達障害とは、脳機能の発達の偏りによって、社会性、コミュニケーション、学習、行動などに困難が生じる障害です。

主な発達障害には、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)などがあります。

ASDは、社会的なコミュニケーションや対人関係の相互作用に困難があり、興味や行動が限定的で反復的であるといった特徴がみられます。

ADHDは、不注意、多動性、衝動性を特徴とし、集中力の維持や衝動の抑制が難しいといった特性がみられます。

発達障害の特性(コミュニケーションの難しさ、集中力の欠如など)が原因で、日常生活や仕事に困難を抱えている方は少なくありません。

このような困難を抱えていると、経済的な不安を抱える方もいるでしょう。

発達障害によって日常生活や仕事に支障をきたしている場合、障害年金を受給できる可能性があります。

こんな発達障害の相談が多いのです

チャーミー
チャーミー
発達障害で日常生活を送るのに苦労しています。仕事も続きません。障害者手帳の取得も考えたのですが、一人では手続きが難しくて諦めてしまいました。障害年金も受給できる可能性があると聞いたのですが、書類を揃えたり、役所に行ったりするのも負担です。どうしたら良いでしょうか?

このような相談を受けることが少なくありません。発達障害の特性として、

  • 段取りを立てて行動することが苦手
  • 複数のことを同時に行うのが難しい
  • 書類をまとめたり、複雑な手続きを行うのが困難
  • 新しい環境や状況の変化に対応することが難しい

といった点が挙げられます。

これらの特性により、障害年金の手続きを自分で行うことにハードルを感じてしまう方が多くいらっしゃいます。

なぜ、発達障害で障害年金の手続きが難しいのか?

発達障害の特性から、障害年金の手続きが難しいと感じる理由はいくつかあります。

理由1 年金手続きの複雑さ

障害年金の手続きは、書類の種類が多く、それぞれに記入する内容が複雑です。

必要書類を集めるために、病院や年金事務所など、複数の機関に足を運ぶ必要があります。

それぞれの書類に異なる様式や記入方法があるため、障害をお持ちでない方でも混乱します。

また、必要書類の中には、専門用語や複雑な表現が多く含まれています。内容を理解するだけでも一苦労です。

理由2 情報収集の難しさ

障害年金制度に関する情報は、インターネットや書籍などで入手できます。

ただ逆に、情報が膨大で、専門用語も多く、理解するのに時間がかかったり、誤解が生じたりします。

また、一般的に公開されている情報は、まさに一般的な説明であり、「自身の状況に合った」必要な情報を見つけ出すのは難しいのです。

例えば通院歴が長く、最初に診断を受けた医療機関がわからない場合や廃院になっている場合など、一般的でないイレギュラーなケースも多数生じます。

こういった場合には情報収集自体を諦めてしまうこともあるのです。

理由3 コミュニケーションの難しさ

発達障害の特性により、相談相手とのコミュニケーションがうまくいかない場合があります。

自分の状況を正確に伝えられなかったり、相手の意図を理解するのに苦労したり、質問をうまくまとめられなかったりすることがあります。

面と向かっての会話や電話でのやり取りに不安を感じる方もいます。

一方で、相談を受ける専門家の側にとっても、コミュニケーションがうまくとれないことから、最初から「相談お断り」という専門家もいるのです。

これでは誰に相談したら良いかもわかりません。

理由4 精神的な負担

障害年金の手続きは、時間と労力がかかるため、精神的な負担が大きいです。

特に、発達障害の方は、不安やストレスを感じやすい傾向があるため、手続きを進めることが困難になってしまいます。

また、手続きがうまく進まなかったり、不支給になったりした場合の精神的なダメージが大きくなれば、病状が悪化しかねません。

不支給の場合でも不服を申し立てるなどの方法がありますが、自身で対処することは相当の覚悟が必要です。

ここだけの話、みんなのねんきんならこう解決する!

障害年金の手続きでお困りならみんなのねんきん社会保険労務士法人にお任せください。

【発達障害の特性への理解】

みんなのねんきんでは年間1000件の障害年金の相談を受け付け、その中でも発達障害のご相談も数多くこなしています。

一般的なネットの情報では対応できないイレギュラーなケースでも粘り強く対応して結果を出してきました。

また、手続代行に携わる全員が「障害年金カウンセラー」資格の認定を受けており、発達障害の特性について十分な知識を持っています。

そのため、発達障害特有の困難さを理解した上で、丁寧に寄り添いながら、相談者の状況を把握し、適切なアドバイスやサポートを心掛けています。

メモ

「障害年金カウンセラー」とは一般社団法人次世代ウェブ教育開発機構が主催する民間認定資格で、弊社代表の岡田社労士が専属主任トレーナーとして後進を指導しています。

障害年金カウンセラー養成講座|みんなのねんきん
障害年金カウンセラー養成講座

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【相談しやすい相談環境】

発達障害の特性であるコミュニケーションを取るのが苦手な方でも、安心してご相談ください。

面談に抵抗がある発達障害の方も多いですが、みんなのねんきんでは実際にお会いしなくても大丈夫

LINEメールなど、様々なコミュニケーション手段に対応しています。

【丁寧な手続きの代行】

必要な書類の準備や提出、日本年金機構とのやり取りを代行します。

必要な証明書類を揃えることが難しい案件でもこれまでのノウハウで対応します。

診断書作成時には、医師に対して適切な情報提供を行っており、診断書の内容が適切に作成されるようサポートします。

自身では作成が難しい「病歴・就労状況等申立書」の作成も代行いたします。

特に、「病歴・就労状況等申立書」は、発達障害の特性を理解した上で作成することが重要。障害年金決定に左右します。

依頼される方の精神的負担を軽減し、スムーズに障害年金を受給できるよう丁寧に作業を行います。

依頼される方は治療に専念でき、待っているだけで障害年金の手続きが進んでいきます。

ここだけの話、今回のまとめです

【みんなのねんきん】岡田真樹社会保険労務士

今回は、発達障害で障害年金を請求する場合の難しさについて解説しました。

ポイントは以下のとおり。

  • 発達障害は「段取りを立てて行動することが苦手」「複数のことを同時に行うのが難しい」などの特性がある障害である
  • 発達障害のコミュニケーションを取りづらい特性と相まって自身での障害年金手続きが難しくなっている
  • みんなのねんきんでは発達障害の特性を考慮したうえで相談に応じ、結果を出し続けている

発達障害は、近年認知度が高まってきましたが、まだまだ誤解や偏見も多い障害です。

厚生労働省の調査では、医師から発達障害と診断された人は、全国で約48.1万人と推計されています。

コミュニケーションが困難なために必要なサポートを得られない方も多いです。

日常生活や仕事に困難を抱えている場合は、障害年金の可能性があります。

迷わずにみんなのねんきんにご相談ください。

  • この記事を書いた人
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岡田真樹 みんなのねんきん社労士法人代表

大学卒業後メーカー勤務中に左手を機械に巻き込まれ、親指以外を失う大ケガを負う。その後は障害者雇用の枠で聴覚・発達・精神・身体障害を持つ方々と働いた経験を持つ。障害年金の手続きを自ら行なったことを契機に社会保険労務士の道へ。2021年より現職。年間約1000件の相談に応じている。

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